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2020.10.19 - 11:00AM
「TERATOTERA祭り2020 Collective ~共生の次代~」の特設サイトでは引き続き10月31日まで一部の作品をご覧頂けます。

プログラム​日程を
チェック!

中央線沿線で様々なアートイベントを展開しているTERATOTERA(テラトテラ)は、10月15日〜18日の4日間、東南アジアと日本のアートコレクティブ6組のアート作品、パフォーマンス、演劇や3組のアーティストによるスペシャルライブなどをオンライン配信でお届けする「TERATOTERA祭り2020 Collective 〜共生の次代〜」を開催します。TERATOTERAは、街中でのアート展をはじめ、音楽ライブやパフォーマンスなどを盛り込んだ大規模展覧会「TERATOTERA祭り」を2011年度から毎年度開催してきました。今回は新型コロナウイルス感染症が拡大している状況を受け、ご自宅でもアート作品を体感していただけるよう、全てのプログラムをオンラインで開催することといたしました。
記念すべき10回目の開催となる今回は、「Collective 〜共生の次代〜」をテーマに掲げ、東南アジアはインドネシア、タイ、カンボジアより、日本は札幌、京都、東京より、各コレクティブが作品を発表します。また、TERATOTERA祭りの開催に向け、各コレクティブと作品制作の経過についてディスカッションを重ね、その様子を配信します。世界規模で流行する新型コロナウイルス感染症の影響下において、東南アジア、そして日本各地のコレクティブが置かれている状況と向き合い生まれるコレクティブの作品を、ぜひお見逃しなく!


※本イベントは2020年5月に開催予定でしたが、新型コロナウイルス感染症が拡大している状況を受け、参加者および関係者の健康・安全面を第一に考慮した結果、2020年10月に日程を延期し、オンラインで開催することにいたしました。  

 

CONCEPT
 

Collective

​- 共生の次代 -

2011年にスタートしたTERATOTERA祭りが10回目を迎える。1回目にメインテーマとして掲げたのは“post”というものだった。それは「〜以降の」「〜の次の」を意味する接頭語であり、無論のこと、同年3月におきた東日本大震災、そして福島第一原子力発電所事故を念頭に置いて、「あのとき以降」どのような表現がこの世界で可能なのかを問いかける企画であった。あれから随分と月日は流れたけれど、私たちは“post”の時代に今なお生き続けている気がする。
ポピュリズムが世界を席巻し、グローバリゼーションは貧富の格差を生み続け、移民や難民問題は解決の糸口さえ見えない。絶対にないとされた男が大統領となり大国は世界の警察を退こうとしている。もう一つの大国は巨大な経済力を背景に中央の権力を拡大し続けている。自国に目を移せば、福島の放射能の問題、沖縄の基地問題、隣国との歴史認識をめぐる問題、そして切実な貧困問題など、どれもがアンダーコントロールとは程遠い。
分断、格差、孤立、これらは“post”の時代を表すのにうってつけの言葉であろう。富や権力はある一部に集中し、社会には分断が生まれ、人々は孤立し続けていく。なんとも未来の見えない、お先真っ暗な世界であるけれど、それが事実なのだから仕方がない。抗いがたい現実に対する無力感、そして思考停止。
ただ本当にそれでいいのだろうか。あのとき掲げた問いは、「諦め」という答えで終わってしまうのか。いや決してそんなことはないはずだ。では、分断、格差、孤立、それらに対抗するものはいったい何があるというのか?
その答えを導くため、今回のTERATOTERA祭りでは「Collective 〜共生の次代〜」というコンセプトを掲げる。コレクティブとは、複数のアーティストが共同で恒常的に表現活動を行う際に使われる言葉であり、参加をお願いしたのは国内外で精力的に活動を続けるアート・コレクティブである。彼・彼女たちは、コト・モノ・時間をシェアし、自分たちが信じる表現の元に集い、そして共生=共に生きている。私は、そうしたアーティストたちの日々の営みの中に、今我々が直面している様々な困難を乗り越えていくヒントが多く隠されているように思えてならない。
少し考えればわかることだが、表現活動において共同で何かをすることは、個人で制作をするよりもずっと面倒なことである。それぞれの考え方や意思をぶつけ合いながら相手を理解し、自身を変えていく必要があるからだ。ただそうした面倒なプロセスにこそ私は未来を感じるのだ。他者を受け入れ、自身を変え、共に何かを生み出していくこと。どうしようもないほどにバラバラになってしまったならば、再び個と個が集うことからはじめればいいのだ。たとえそれが愚直であろうとも。
分断には対話を、格差にはシェアを、孤立には繋がりを。TERATOTERA祭り2020に集う多種多様なコレクティブの活動は、私たちが生きるこの荒涼とした世界の次の時代への道筋をきっと指し示してくれるはずだ。“post”のその先へ。次の一歩は踏み出せる。すぐそばにいる自分ではない誰かと共になら。 

TERATOTERAディレクター 小川希

開催概要

TERATOTERA祭り2020 Collective 〜共生の次代〜

◆ 会期

2020年10月15日(木)、16日(金)、17日(土)、18日(日)

※各プログラムの開催時間はPROGRAMのページをご覧ください。

Chiang Mai Art Conversation(タイ)、hyslom(日本)、Ongoing Collective(日本)、Ruang MES56(インドネシア)、Sa Sa Art Projects(カンボジア)、Sapporo Dance Collective(日本)、AMOK(インドネシア)、Senyawa(インドネシア)、テニスコーツ(日本)

◆ 参加アーティスト

◆ 参加費

無料

「TERATOTERA祭り2020 Collective ~共生の次代~」の特設サイトでは引き続き10月31日まで一部の作品をご覧頂けます。

※プログラムは変更になる場合があります。
※当日の各プログラムの変更、中止等最新情報は、本ウェブサイトおよびTERATOTERA公式Twitter/Facebookにてご案内いたします。
※本事業は「東京アートポイント計画」として実施しています。

中央線沿線地域で展開するアートプロジェクト

TERATOTERA事務局 :〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町1-8-7 Art Center Ongoing内

主催:東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京、一般社団法人Ongoing